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六曜社

京都の河原町に昔からある喫茶店。


六曜社という店名の由来は、この場所で戦前に6人のオーナーが交代で切り盛りする”六曜社”と言う店があり、それをそのまま受け継いでいる。


この店を知ったキッカケは、オオヤコーヒーのオオヤさんだ。この方は、コーヒー通の間ではちょっとした有名人。
六曜社のオーナーの奥野さんは、オオヤさんの師匠のような方らしい。


もう3年くらい前だろうか。
鎌倉のヴィモンシュというカフェで、2人が対談した。

そのときに、奥野さんは私の心におそらく一生生き続けるであろう話しをしてくれた。


『貧乏暇なし。でも、それが幸せ。』


言葉は時に、言う人によって重みを変える。奥野さんのその言葉は、心の底の深いトコまですっと入り込んできた。


六曜社は、私が行くといつも忙しそうなのだが、奥野さんが穏やかなリズムを刻んでいて、せわしない感じがしない。


生業と書いて生きる業(わざ)と読むように、それ自体が生きるすべとなって、真摯に働くほど幸せを感じるものなのかもしれない。


彼の姿をみて、そう思った。


珈琲は全体的に軽めなのだが、香りが柔らかく何杯でも飲みたくなるような味。


私の好みだと、もう少し濃い方が好きなのでいつも豆を買って帰る。


六曜社のは中深煎りがいわゆるフレンチロースト。苦味の強いビターな焙煎度合。

美味しいモノだとそこに、コク、甘み、なめらかさなどが共なう。それらの味がバラけずに、まとまったり重なってくれたら絶妙だなぁ。。。と思う。


さらに、そこに個性があると天才だなぁ。。。と、思う。



深煎りで天才!!って思った豆には、まだ3度しか出会ってない。


そのひとつが、オオヤコーヒの
『マウイモカ』

という豆だった。



でも、豆にも美味しさのピークがあって、焼いて2週間くらいたったある日に、突然おいしくなってたりする。

特に深煎りだったり、長時間で焙煎している豆は。


まるで、魔法みたいだ。


私は、六曜社の豆で絶妙にあったことはあるけど、天才には会ったことがない。でも、それはきっとタイミングの問題なのかもしれない。


でも、きっと出会える予感がするから京都に幾度、六曜社に向かうのかもしれない。


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Author:toco03
小さな手造りの焙煎機で、少しずつ丁寧に焙煎しております。
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