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沖縄の話『生きるということについて考えさせられた』

年明けに、野菜が高騰というニュースを連日やっていたのは、まだ記憶に新しい。


都内に住んでいると、野菜が高くて困るなぁ。。。くらいの感覚だった。少なくとも、私は。



けど、沖縄では結構大変だったらしい。

春の気温が上がらず花が遅かったこと、やっと大きくなり始めた作物が台風で沢山ダメになってしまったこと、残りわずかなものが鳥と取り合いになったこと。
これは少し笑い話風に
『鳥も必死よ。生きていくんだもの。いつもは、いっぱいあるから鳥さんもどうぞってできるんだけどね』
と、話してくれた。



なんだか、野菜が高くて嫌だなぁ。。。くらいにしか思ってなかった自分にズレを感じた。


自然から離れた暮らしをしていると、本当は大切なこと忘れてしまう。それはきっと、本来の生きるという意味からも離れてしまっているコトのように思う。

食べるということは、生きていく上で不可欠で。当たり前のコトだけど、今日口にした食べ物は、できるまでに何ヶ月、何年もかかってたりして。でも、スーパーなどではそういったものがお金を払えばいつでも手に入り、それができる過程や携わる人のことを、思うことはほぼない。

前に、私の大好きな作家の『灰谷健次郎』さんの本の一節で
『キャベツ1つには100の命が詰まっている』というのがあった。
これは、1つのキャベツができるまでに、それを食べにきた沢山の虫を取り、周りに生える雑草を抜き取り、水や太陽、土から沢山の栄養をもらい大きくなる。だから、キャベツは一つの命じゃない。といった話だった。

関西でよく、豆をお豆さんといったりするのは、食べ物に対する尊敬で、すごく大切なコトだとその本は教えてくれた。


ごちそうさまや、いただきますも、食べのもに対する敬意が込められている。



去年、始めて自家菜園をした。そのときに、1日でも水をあげないとぐったりしてたり、草むしりをサボるとすぐに雑草だらけになることを知った。
当たり前のコトなんだけども、体験することで実感できた。


夜に水をあげると、陽を浴びてカラカラに乾いた土が、ジワァー水を吸う音が聞こえる。

植物がお水をゴクゴク飲んでるみたいだった。
同時に土の匂いぶわぁっと広がって、植物達が生きている強い気配に圧倒された。


そのときになんとなく、こういうコトの近くにいたい。そう思った。



海山木の奥さんの話は私がそういうことを心に留め始めた時期に聞いたから、コツンと響いた。

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